2023年度第8回定例研究会「ビデオゲームのフィクションを分割する」

来る2023年11月17日、立命館大学ゲーム研究センターによる2023年度第8回定例研究会を実施致します。発表者は、倉根 啓氏です。登録・参加料不要となっております。お誘い合わせの上、奮ってご参加のほど、お待ちしております。

発表タイトル Title
ビデオゲームのフィクションを分割する

■発表者 Presenter
倉根啓(京都大学大学院 文学研究科 博士課程2回)

日時 Date and Time
2023年11月17日 18:00-20:00

場所 Venue
立命館大学衣笠キャンパス 学而館研究会室 3 アクセス
Ritsumeikan Kinugasa Campas, Gakujikan Reserch Room 3 Access

概要 Summary
 ビデオゲームが表す虚構世界は、ディスプレイが表象する内容を額面通りに受け取ると、不自然で非整合的であるように見える。例えば、『ドンキーコング』においてマリオの命は3つあるし、『ゼルダの伝説 風のタクト』では人工物であるはずのバクダンを草を刈ることで補充することができる。しかし、プレイヤーの多くはそのような表現を実際には虚構世界の事実として真面目に受け取ってはいないように思われる。マリオの3つの命や草から出てくるバクダンは、ある意味では虚構世界の一部であるが、別の意味では虚構世界の事実として無視されているように思われる。  本発表では、このようなプレイヤーの解釈の実践について、虚構世界をゲーム環境と物語世界の2つの概念に分けることによって説明する。

発表資料 Document

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