2019年度第4回定例研究会 Jeon Eunki “アーケードゲーム文化の生産者としてのジョイスティック”

来たる2019年11月29日、立命館大学ゲーム研究センターによる2019年度第4回定例研究会を開催致します。発表者はSeoul National University of Science & TechnologyのJeon Eunki氏です。登録・参加料不要となっております。お誘い合わせの上、奮ってご参加のほど、お待ちしております。

日時 date

2019年11月29日(金)17:00〜19:00

場所 place

立命館大学 衣笠キャンパス 学而館研究会室3 Research Room #3, Gakuji-kan, Kinugasa Campus, Ritsumeikan University アクセスマップキャンパスマップ

発表者 presenter

Jeon Eunki (Seoul National University of Science & Technology , Graduate School of Public Policy & Information Technology,  Department of Digital & Cultural Policy,  Ph.D student )

タイトル title

アーケードゲーム文化の生産者としてのジョイスティック

概要 abstract

ゲーム利用者はゲームが提供する経験をゲーム機、特にパッド、ジョイスティック、キーボード、マウスなどの操作装置(コントローラ)を通じて体験するしかない。この研究においては、操作装置というものが単なる道具ではなく、一つの行為者として作用することを究明する。韓国のジョイスティックは標準的なジョイスティックとは異なる形態を持っている。日本で作られた代表的な対戦格闘ゲームである<鉄拳>を通じて、独特な形態の韓国のジョイスティックという行為者が、どのように人間行為者と相互作用して韓国のアーケードゲーム文化を生産したのかを追跡する。そのために、韓国のジョイスティックが日本と異なる形態を持つようになった過程を記述する。独特な形態のジョイスティックはゲーム利用者のゲームプレイ·スタイルに違いをもたらし、異なるプレイ·スタイルは次期ゲームの設計に影響を与えたことを確認する。