2021年度 第4回定例研究会:日本のゲームセンターに対する学術的研究の展望と課題―報告者の博士研究を中心に―

来たる2022年3月16日、立命館大学ゲーム研究センターとDiGRA Japanの共同開催での2021年度第4回定例研究会をオンラインにて実施いたします。発表者は、立命館大学ゲーム研究センター客員研究員で今月3月5日に単著『日本の「ゲームセンター」史』(福村出版)が刊行された川崎寧生氏です。登録・参加料不要となっております。お誘い合わせの上、奮ってご参加のほど、お待ちしております。

なお、当日の様子はのちほど、Youtube等で公開されますので、ご了承ください。

日付 date

2022年3月16日18 :00

場所 place

オンライン(ZOOM)

https://ritsumei-ac-jp.zoom.us/j/95938712576
(Zoom Bombing対策のため、ログイン時にお名前をフルネームにしていただくようお願い致しします。)

発表者 presenter

川崎寧生(立命館大学ゲーム研究センター 客員研究員)

インタビュアー interviewer

鴫原盛之ほか

論題 title

日本のゲームセンターに対する学術的研究の展望と課題―報告者の博士研究を中心に―

概要 abstract
 本発表は発表者が2020年度に提出し受理された博士研究の概要について発表することで、ゲームセンターという場所を研究する際に重要となる点について整理する。その上で、博士研究から得られた知見をもとに、今後のゲームセンターの学術的研究に今後の展望を整理する。

 発表者は博士論文において、日本のゲームセンターが他国の同様の場所と異なり、様々な状況を経ながらも現在まで残りながら社会に根付いている過程と要因について分析し、それに基づいてゲームセンターの歴史的・社会的位置づけについて考察した。

本発表では発表者の博士論文について、ゲームセンターが日本社会に根付いた要因の中でも特に重要な観点である社会統制との関わりについて調査分析した第三章の一部と、ゲームセンターが社会に根付く過程を多様な店舗形態とゲームプレイ文化に着目して分析した、第五章~第七章を主体にして簡潔に報告する。

その上で、本研究の課題、そして現在行おうとしている研究を提示することで、ゲームセンターという場所に対する学術的研究の今後の展望について考察する。