2019年度第5回定例研究会 オヘイガン統子 “ゲーム・ローカリゼーションとゲーム・ユーザ:翻訳研究の見地から” (12/10)

来たる2019年12月10日、立命館大学ゲーム研究センターによる2019年度第5回定例研究会を開催致します。発表者は オークランド大学 の オヘイガン統子氏です。登録・参加料不要となっております。お誘い合わせの上、奮ってご参加のほど、お待ちしております。

日時 date

2019年12月10日(火)18:00~20:00

場所 place

立命館大学 衣笠キャンパス 学而館研究会室3 Research Room #3, Gakuji-kan, Kinugasa Campus, Ritsumeikan University アクセスマップキャンパスマップ

発表者 presenter

オヘイガン統子(Minako O’Hagan)

アイルランド、ダブリン・シティ大学勤務を経て、2016年よりニュージーランド、オークランド大学文化・言語学部准教授。翻訳学科主任。翻訳へのテクノロジー応用に関する研究を行っている。共著、編著にGame Localization: Translating for the global digital entertainment industry (O’Hagan and Mangiron 2013)、the Routledge Handbook of Translation and Technology (O’Hagan [ed.] 2019)がある。  

タイトル title

ゲーム・ローカリゼーションとゲーム・ユーザ:翻訳研究の見地から

概要 abstract

デジタルゲームは今や全世界を席巻するエンターテインメント分野となり、業界はもとより、ユーザ層における翻訳の果たす役割の認知度も高まってきた。しかし、ユーザの理解するゲームローカリゼーション(以下ゲームローカリ)と、産業ローカリは必ずしも一致しておらず、その矛盾がソーシャルメディア等を介してより如実に表れるようになった。本発表では、翻訳学における比較的歴史の浅い研究分野としてのゲームローカリの位置づけを行い、現在発表者が行っているゲーム・ユーザに焦点を当てた研究をもとに今後の課題を検討する。発表ではカジュアルゲームの翻訳版を使ったユーザ体験(UX)を模索する実験、ならびにマイクロソフトのHoloLensを使った同言語字幕投影の実験的試みに言及する。