RBS×RCGS特別セミナー 「温故知新―ファミコンとプレイステーションにみる”プラットフォーム”ビジネスの神髄」

下記要領にて10月14日にRBS×RCGS特別セミナー 「温故知新―ファミコンとプレイステーションにみる”プラットフォーム”ビジネスの神髄」を開催いたします。皆様の参加をお待ちしております。

1)イベント情報詳細

[ 日時 ] 
2017年10月14日(土) 13:30 ~ 16:40 
[ 場所 ]
立命館大学朱雀キャンパス1階多目的室 
[ 主催 ]
立命館大学専門職大学院経営管理研究科(RBS)
立命館大学ゲーム研究センター(RCGS)
[ 協力 ]
ファミ通グループ
[ 構成 ]


主催者あいさつ 13:30~13:40

  • 奥村陽一(立命館大学大学院経営管理研究科長/教授)

第一部 講演 13:40~15:00

  • 上村雅之(立命館大学ゲーム研究センター長/立命館大学衣笠総合研究機構客員教授) 「ファミコンからスーパーファミコンへ:単発ヒット発想から持続的システム創造への転換の中で」
  • 久夛良木健(サイバーアイ・エンタテインメント株式会社代表取締役社長/立命館大学大学院経営管理研究科客員教授) 「プレイステーション:コンピュータエンターテインメント市場の創造と発展に向けた取り組み」

第二部 パネルディスカッション 15:10~16:30

  • テーマ:「温故知新―プラットフォームビジネスの源流としての家庭用ゲーム機」
  • モデレーター:浜村弘一(株式会社Gzブレイン代表取締役社長/立命館大学映像学部客員教授)
  • パネリスト:上村雅之、久夛良木健、中村彰憲(立命館大学ゲーム研究センター/立命館大学映像学部教授)
  • 概要:黎明期において「玩具」的発想と「電子工学」的創発性との統合の中で生まれた家庭用ゲーム機は、その後、サード・パーティの取り込みとそのマネジメントの仕組みがシステム化することで、複数のユーザー層に対し多岐にわたるコンテンツを提供することを実現しました。またビジュアル、サウンド、インタラクティブ性ならびにリーズナブルなコストの両立を最優先することで、多数のサード・パーティによる参入を実現するとともに汎用型パーソナル・コンピュータとの差別化、切り分けを実現し、独自のエコシステム形成に至りました。パネルディスカッションにおいては、昨今のソーシャルメディア、携帯サービスなどあらゆるビジネスにおいて隆盛を極める「プラットフォーム」概念の源流とも言えるゲームビジネス創成期と発展期の実際について、ゲームメディアの立場から様々な変遷を熟知する浜村弘一氏、そして長年にわたってゲーム産業研究の第一線で活躍する中村彰憲氏をまじえて議論していきます。

主催者クロージング 16:30~16:40

  • 細井浩一(立命館大学ゲーム研究センター/立命館大学映像学部教授)

2)参加登録について

本特別セミナーは公開で開催されます。参加を希望される方は、1)氏名、2)勤務先あるいはお仕事、3)メールアドレス を明記の上、メールの題名を「RBS×RCGS特別セミナー参加希望」として下記アドレスに送付してください。

rcgs@st.ritsumei.ac.jp

参加申請は、2017年9月4日(月)10:00より先着順にて受付の上、参加いただける方には事務局より後日返信を差し上げます。席数に限りがありますので、ご了承ください。※定員に達したため申し込みを締め切らせていただきました。

3)登壇者プロフィール(登壇順)

奥村 陽一(おくむら よういち)

経営管理研究科研究科長(2012~)、経営管理研究科教授(2006~)、経営学部教授(1996)、経営学部助教授(1988)、立命館大学大学院経営学研究科博士課程後期課程満期退学(1986)。日本会計研究学会、会計理論学会、ドラッカー学会、日本介護経営学会等に参加。立命館大学校友会副会長(2017~)、大津市公共施設マネジメント推進委員会委員長(2013~)など学外活動に従事。
上村 雅之(うえむら まさゆき)

1943年、東京都生まれ。1971年、任天堂株式会社入社。その後『カラーテレビゲーム6』、『カラーテレビゲーム15』、『ブロック崩し』などの初期テレビゲーム機の開発を担当。1981年、『ファミリーコンピュータ(ファミコン)』の開発責任者となり、国内で大ヒットしたのを契機に、海外向けファミコン『Nintendo Entertainment System(NES)』、および『スーパーファミコン』の開発責任者を務める。2004年、任天堂株式会社を退職と同時に任天堂株式会社開発アドバイザーおよび立命館大学大学院先端総合学術研究科特任教授に就任し、ビデオゲームの学術的研究に尽力する。2009年より、同大学映像学部において「遊戯史」講義および「遊びの映像化」をテーマとしたゼミナールの指導にあたる。現在、立命館大学ゲーム研究センター(RCGS)センター長および衣笠総合研究機構客員教授。
久夛良木 健(くたらぎ けん)

[現職]サイバーアイ・エンタテインメント(株)代表取締役社長、楽天(株)社外取締役、(株)ノジマ社外取締役など。[主な経歴・業績]ソニー(株)入社、取締役副社長兼COO、(株)ソニー・コンピュータエンタテインメント代表取締役会長兼グループCEOを歴任。現在、立命館大学大学院経営管理研究科において「コンテンツビジネス」を担当。 
浜村 弘一(はまむら ひろかず)

株式会社Gzブレイン 代表取締役社長。1986年、ゲーム総合誌『週刊ファミ通』(当時は『ファミコン通信』)創刊から携わる。1992年に編集長へ就任。その後もファミ通グループ代表として、さまざまな角度からゲーム業界の動向を分析し、コラムの執筆なども手掛ける。著書に『ゲームばっかりしてなさい。−12歳の息子を育ててくれたゲームたち−』ほか。
中村 彰憲(なかむら あきのり)

立命館大学映像学部教授。名古屋大学大学院国際開発研究科修了。博士(学術)。早稲田大学アジア太平洋研究センター、立命館大学政策科学部助教授を経て現職。主な著書に『ファミコンとその時代』(NTT出版、上村雅之氏、細井浩一氏と共著)、『なぜ人はゲームとハマるのか』(ソフトバンクパブリッシング、渡辺修二氏と共著)、『中国ゲームビジネス徹底研究』(エンターブレイン)など多数。この他、週刊ファミ通ではマーケティングリポートの「識者の視点」、Gamebusinessの「ゲームビジネス新潮流」などゲームビジネス全般のコラムを定期的に寄稿している。
細井 浩一(ほそい こういち)

立命館大学映像学部教授、日本デジタルゲーム学会(DiGRA JAPAN)前会長。立命館大学においては、地域および産学公連携に立脚する新しい社会ビジネスモデルによるコンテンツ分野の活性化や、仮想空間を活用した文化研究環境の構築などを主として研究するが、特に立命館大学ゲーム研究センターにおいて取り組んでいるゲームアーカイブ・プロジェクトは、産学公連携によるゲームの包括的な社会的保存プロジェクトとして1990年代後半から継続している。近著に、『ファミコンとその時代』NTT出版(上村雅之・中村彰憲と共著)がある。