2014年度第4回定例研究会「ゲーム雑誌における作品評価の変遷に関する考察」 (梁宇熹)

来る10月7日(火)、下記要領にて立命館大学ゲーム研究センター(RCGS)2014年度第4回定例研究会を開催いたします。お誘い合わせの上、奮ってご参加下さい。

開催概要

日時 2014年10月7日(火)16:00~18:00
場所 立命館大学(衣笠キャンパス)学而館2階・第3研究会室
参加費 無料(事前申込み不要)
事前申込み 不要
タイトル ゲーム雑誌における作品評価の変遷に関する考察
―2000年代の『週刊ファミ通』クロスレビューのテキストマイニング分析―
発表者 梁 宇熹(先端総合学術研究科 表象領域 博士課程3回生)
概要  本発表は、ゲームスターディズに関する方法論構築の試みとして、ゲーム雑誌におけるビデオゲームの作品評価について考察するものである。
考察対象となる作品評価から評価基準を見出し、その変容を明らかにするために、発表者は 2000年代に刊行した『週刊ファミ通』を合計 120冊収集し、そこからクロスレビューという項目における記事内容をテキストデータとして抽出した。さらに、『週刊ファミ通』における作品の評価方法と問題点を踏まえ、テキストデータに対する分類と整理をした上でテキストマイニング分析を行った。
結論として、「インタラクティブ性」や「作品内容の豊富さ」といった評価基準の比重が大きく増加したほか、「プレイヤーによるゲーム行為とゲーム体験」を核心とする評価基準が主流化することと、「視覚に関する評価基準」と「外部要素に関する評価基準」といった伝統的な評価基準が評価全体における重要性と優先度が低下していることが分かった。

アクセス

立命館大学
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